1/144　アントノフ　Ａｎ-74　ＳＴＯＬ輸送機　「北極圏探査隊支援」

1/144　アントノフ　Ａｎ-74　ＳＴＯＬ輸送機　「北極圏探査隊支援」



アントノフAn-72は1977年に初飛行をし、各種改良を行い1984年から量産された旧ソ連のSTOL輸送機です
エンジンを主力上面に搭載し排気を主翼上面に流し揚力を向上させるコアンダ効果を利用したUSB方式を採用している現在唯一の実用機です
現在でも生産はウクライナのハリコフで続いており、未整備な飛行場でも使用できるためこれからも多くの国で採用されると期待されています
An-74はAnｰ72に全天候装備を施したタイプで極地の輸送をメインに開発されました
北極圏での調査や物資運搬に活躍、北極での行動には良くメディアにも登場する機体です
戦後ジェットエンジンの技術を入手したソ連ではジェットエンジンを搭載する戦闘機の開発を各設計局に要求しました
しかし本格的なジェット機は時間がかかるためヤコブレフは大戦中のレプシロ戦闘機Yak-3戦闘機をジェット機に改修しました
エンジンはドイツのJumo004を国産化したRD-10を機首に搭載した他はレプシロ機の状態とほぼ変わらない機体でした
しかしジェット噴流が尾輪を溶かすため金属尾輪となっています
ジェット創生期でこれほど容易に作り上げたソ連の合理性は驚くべき視点です
後に前輪式になったYak17や発展型のYak23に進化してゆきました

1/144スケール